【長岡市の整体院|ゆがみ改善専門院】 〜グルコサミンのサプリメントについて〜

最近の健康ブームもあり、世の中にはいろんなサプリメントや健康食品が出回っています。
しかしながら、効果について医学、統計学、生化学などの面から正しく
検証されていないものも多いです。

今回はその中で、主に膝の調子が悪い方が飛びつきそうな（あるいはすでに使用）、
グルコサミン、コンドロイチンについて興味深い論文を発見しましたのでご紹介します。

The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINEという、
世界で最も権威のある論文の１つにて
２００６年２月に発表された論文です。

題名を訳すと、
「変形性膝関節症の患者にコンドロイチンのみ、グルコサミンのみ、両者併用、の検討」
内容を簡単にご紹介します。

◎変形性膝関節症の患者1583人を５グループに分けて検討

・グループ１＝毎日グルコサミンを投与
・グループ２＝毎日コンドロイチンを投与
・グループ３＝グルコサミンとコンドロイチンの両方を投与
・グループ４＝鎮痛薬を毎日投与
・グループ５＝プラセボ群（上記のいずれも投与されない）
◎６ヶ月間投与を続けた

結果：グルコサミンとコンドロイチン、
あるいは両方を投与されたグループで膝の痛みは良くならなかった。

残念ながら、軟骨の成分である
グルコサミンや
コンドロイチンを
サプリメントとして摂取しても、
軟骨が再生したり痛みがやわらぐことはなさそうです。

おそらく
このようなサプリメントは胃や腸の消化液で粉々に
分解されるだけではないでしょうか。

ちなみに、変形性膝関節症の痛み対して
鎮痛剤（飲み薬）またはヒアルロン酸やステロイドの関節注射がいいようです。

余談ではありますが
医師になるには、
大学の医学部に進んで
６年間の教育を受け、
医師国家試験に合格し、
さらに２年以上、
臨床研修医としての経験を積まなければならないです。
医学部への入学は
どこも極めて難関。
入学してからも勉強の日々が続く業界です。

医師の仰ることは全てが絶対ではない時もありますが
その他医療系の資格とは
比較にならないぐらいの知識と経験を兼ね備えております。